中古車の査定価格は査定士や買取り店のスタッフの
複数の判断基準
によって決まります。

そのメインの判断基準に
日本自動車査定協会が定めた
中古車査定額を”あぶりだす”公式があります。

※日本自動車査定協会(jaai)とは
公正な査定ができるように
車査定業界を取り仕切る公共機関です。

中古車の査定価格は以下の公式で判断されます。


査定価格=基本価格±加減点

この公式に書かれている基本価格と加減点の
意味について以下に挙げておきます。

 

基本価格と標準状態とは?

基本価格とはお店ごとに異なりますが
あくまで販売品としての価値が存続できている
標準状態であるか”どうかが焦点となります。

具体的には以下のとおりです。

標準状態の判断基準(10個の”ない”)
外装のキズがない
内装のキズがない
エンジンに異常がない
足回りに異変がない
車検の満期まで3ヶ月ない
走行距離が多すぎない、少なすぎない
タイヤの残り溝が1.6ミリを下回らない
事故歴や修復歴がない
改造や改ざんしていない
腐食や臭いがない

 

加減点とは

加減点とは先ほどご紹介しました
標準状態を判断基準として
標準状態より良ければ加点され、
悪ければ減点されます。

加点されれば、その点数分だけ
査定額が上乗せされ、
減点されると査定額が
減額される仕組みになっています。

加減点の判断基準

たとえば、車の使用状態が良好で
外装が無傷でへこみがまったく無い場合は
40点の加点(40000円相当)となります。

逆に改造するのが好きな方にはショックかもしれませんが
塗装色が純正の色以外の特殊な色に
全塗装してしまった場合は
250点の減点(250000円相当)となります。

他にも車の内装やタイヤ、マフラー、ホイール、
自賠責、走行距離などといった細かい部分についても
加点されたり、減点されたりします。

また、高級車であれば、大衆車よりも
加減点の度合いがずっと大きくなる傾向があります。

加点、減点の詳細の項目については
他にもたくさんありますので

ご興味がある方は
プラス査定の項目から
少しずつ読み進めていただければと思います。

これらの項目はあまりに多いですが
査定士は大部分をチェックシートを使って
チェックしています

車査定に依頼する前にたとえば
汚れをふき取っておくなど、

加点要素や減点要素を調べておくことで
減額される可能性を少なくすることが
可能な場合も多いですので、

どのような場合に加点や減点の対象となるのかを
一通りチェックしておきましょう。

 

査定価格に関する勘違いしやすい点

査定価格は上記のように査定士が
公式に従ってチェックシートで査定価格を決めるので

どのお店に依頼しても査定額に差はでないように思う方も
いらっしゃるかと思いますが、
実際はこんなに違うものなのか!?
というくらい査定価格に差が出てきます。

なぜ、このようにお店ごとに差が出るのか
については査定価格に差が出る理由をご覧ください。