ひそかになにやらこそこそと
プロ業者同士で秘密裏に行われている
中古車のオートオークション

中古車販売関係以外の人は立ち入ることができないので
一体プロ同士の間でどんなやり取りが
行われているのか?

オートオークションの
流れを知りたい方も多いと思います。

この知られざるオートオークションの仕組みに
ついて迫っていきたいと思います。


まずは車の流通の流れについて
知っておかなければ
流れがみえませんのでご紹介します。

車が流通する一般的な流れ

車が流通する一般的な流れ
車がどのようにやり取りされて
私たち消費者に行き届くのかが
以下の流れでわかります。

所有主⇒買取り業者⇒卸売業者⇒小売業者⇒消費者

所有主や消費者とはわたし達のように
車を購入して使用するユーザーのこと
です。

買取り業者や小売業者とは

ガリバー、ハナテンなどの買取り専門店、
トヨタ、日産、ダイハツなどのメーカー、ディーラー、
その他にも個人で経営している
中古車販売業者などが該当
します。

卸売業者は主にオートオークション会場の
主催者であるUSS、BCN、CAAなどが該当
します。

つまり、買取り業者や卸売業者、小売業者は
それぞれ手数料(マージン)を
車両価格に上乗せして

消費者がすべてを負担するようになっています。

すると、車両価格を少しでも抑えて
多く売りたい業者は

オートオークションに出さないで
直接、消費者に販売して
手数料を消費者からとらないように
しているところもあります。

この場合は以下のような流通の流れになります。

所有主⇒買取り業者⇒消費者

 

オートオークションの仕組み

上記のとおり
車買取り専門店やディーラーなどの多くは
車を所有主から買い取ったあと
オークション会場でセリにだします。

セリは現地や衛星テレビで行われたりしていますが
最近ではインターネットの普及で
ネットを使ったリアルタイムでの
オークションも頻繁に行われています

セリにだされた車の評価点がだされ、
プライスが瞬時に動くため
直感的に売買し、
人気車の場合30秒もかからずに決着します。

もちろん売れ残ってしまい
再出品依頼する車も存在します。

ちなみにこれだけあっという間にセリができるのは
事前に下見ができるためです。

業者達は事前にお目当ての車を
見つけて勝負しています。

評価点はオークション会場に勤務している
検査員が公正に点数をつけますが
すべての車を点数通りに信じるのはどうかと思います。

なぜなら、点数に見合わない品質などの
情報もあるからです。

もちろんオークション後で発見されたクレーム箇所の
対応などをすることにより不良の車は淘汰されていきます。

結果的に品質のよい中古車のみを
小売業者となる中古車販売業者が
マージンを上乗せしてお店に並べられることになります。

これをわたし達消費者が
下見して買ったりしていることになります。