出頭命令jpg

オークションなどの個人間の売買や
ディーラーや買取店で車の買い取ってもらうときに
いつごろまでに名義変更をしてもらえるのか、
確認しておいたほうがよい
でしょう。

というのも、車を売ったあとでなかなか名義変更をしてもらえず
トラブルになったというケースがあるからです。

車のトラブルの過失は自動車損害賠償法1条3号により
ドライバーである使用者以外にも運行共有者である
所有者に責任がかかる
ことになっています。

所有者は「自己のために運行のように供するもの」

簡単に言ってしまえば、
所有者は車を自由に監督したり
コントロールできたりする立場
と見なされてしまうので、
つまり運行共有者として扱われます。

つまり名義変更をしないということは
所有者が車の売り主のままなので、

飲酒運転のひき逃げ逃亡や
スピード違反のオービスによるナンバープレートチェック
などで運転した人だけでなく、

所有者である売り主にも責任が生じるからです。

 

なにもしてないのに警察に出頭を命じられたケース

このように使用者だけでなく所有者も連帯責任を負うという法律から

運転した使用者が雲隠れしてしまい警察から所有者に対して出頭命令が
あったケースもあり
、車を売却したことなどの詳細を
一から説明しなければならなくなったこともあったそうです。

もちろん警察が納得してくれれば、すぐに釈放されるかとは思いますが、
何度も警察に事情などを聴かれたり、犯人がつかまらなければ
変わりに賠償金などの責任を取る羽目になってしまいかねません。

何もしてなくても所有者というだけで加害者にされてしまっては
泣くになけませんよね。

なので、完璧にまでリスクを避けたい場合は
名義変更を1ヶ月以内にきちんとしてくれる買取店に売却するべきです。

名義変更をするまでの目安の期間としては事務的な手続きなどを
考慮しても1ヵ月以内
が理想でしょう。

買取店のなかには道路運送車両法第13条の
名義変更は15日以内にしないといけないという法律を守り、
1週間以内で名義変更をする買取店もたくさんあります。

この法律は守らなくてもペナルティが課せられず、
買取側は期限を守らないところも多いのですが

逆に考えれば、名義変更をきちんとしてくれる買取店は
良識のある買取店
といえるかもしれません。

トラブルに遭いたくない場合は、こういった良識のある買取店を探しましょう!

名義変更には印鑑証明書が必要なので、
どんなに長くても3ヶ月以内に行われるのですが、
3ヶ月間の間に何が起きるかわかりません。

こういった名義変更まで何日かかるのか期間を確認しておかないと
名義変更なしで次の買い手に転売されてしまう恐れもあり
それが原因で後々色々なトラブルになることは、意外と耳にします。

名義変更トラブルは、他にも自動車税の請求が来たケースなどもあり、
きちんとした名義変更をしてくれる買取店を探すことは
かかせません。