タイヤの交換時期は
4年と定説のようにいわれていますが、
ひび割れを対象としているならオーバー
だなと思っています。

もちろん、タイヤの保存状態にもかなり左右されますが、
4年経過したからといって、自分で確認しないで、
すぐに交換してしまうのは早計です。

これから4年以上も持つタイヤかもしれませんし
6年持つタイヤかもしれません。

こればかりは時がすぎてみないと分かりませんが、
私は、4年なんて、こんなに早く交換したことはありません。
最長で10年間は使用したことがあります

現在でも6年経過しているタイヤを普通に使っています

いま使っているタイヤは目だったヒビはまったくなくて、
長持ちしそうなので今後も使用していく予定です。

どうしてこんなに長持ちするのかは
タイヤが圧倒的に長持ちする秘訣で紹介しています。

というわけで
そもそも経過年数でタイヤの寿命を判断するのは
理にかなってません。

人それぞれ、運転の仕方や体重などが
異なるので、すべてのパターンに備えて
タイヤが設計されているわけではない
からです。

タイヤの寿命は目視で確認できますので
劣化が激しくなるとされる8年経過するまでは
タイヤの状態を見ながら判断するのがベターです。

ぜひ、正しい交換の目安を身につけましょう。

それでは、これからタイヤの寿命を見分ける
目視の方法をご紹介します。
 

タイヤの寿命がカンタンにわかる目視法

タイヤ交換のポイントを以下に挙げておきます。

亀裂が生じたら交換の絶対ライン

サイドウォール1cmの線で交換しよう

タイヤは1個で判断してはいけない

タイヤは4個全部の目視をしよう。

高速道路ではレベル4では乗るな!

そもそもひび割れとはクラックと呼ばれていて
バーストの危険がもっともある状態のことをいいます。

日本自動車タイヤ協会では以下のような画像を用いて
ひび割れの交換時期の目安が掲載されています。

jatma

上はタイヤの側面、つまりサイドウォールの様子が
映っているのですが、要注意レベル5になると
タイヤ交換の時期
とされています。

目視での確認なので難しそうな気がしますが
はっきりと黒い影ができている
亀裂なら交換
ということになります。

レベル3やレベル4は目で見ると
線がはいってるという感じであり、
手で触るとざらざらとした感覚なのですが、

レベル5になるとあきらかに
ひどい亀裂ができている感じがするレベルであり、
手で触るとでこぼこ亀裂がはいっているのが
はっきりと分かる状態です。

ただ、私としてはレベル4での交換をおすすめします。

というのも、レベル4までくれば
いつレベル5に変化するかわからないからです。

急ブレーキなど、負荷がかかれば
すぐにレベル5まで変化することもあります。

そしてレベル5まで到達してしまうと
先述のとおりバーストの危険性がでてきます

毎日、タイヤの状態を観察できる方なら
レベル4でも使用していて構わないのですが
日頃、仕事などで手一杯な方はそんな余裕はないと思います。

万が一に備えて早めの交換をおすすめします。

また、レベル3とレベル4の違いは画像からはわかりにくいので
目視がしにくいと思いますが、

私は上の画像の亀裂の線が1センチ未満である状態がレベル3であり
1センチ以上の線ができている状態が
レベル4
と分けています。

そして、タイヤは1箇所だけをチェックするのではなく
4箇所をチェックするのがベストです。

理由は、タイヤの負荷が前後左右で違うからです。

たとえば、FFならエンジンがフロント側にあるため
前輪に負担がかかりやすく、
FRなら逆に後輪側に負担がかかります。

そして、ドライバーの体重の負担がかかるので
運転席が座る側のタイヤにも負担がかかります。

タイヤのローテーションをディーラーが
勧めるのはこのためです。

ですので、1箇所のタイヤがレベル4でも
他がレベル5ということもありますので
気をつけてみておきましょう。

ガソリンスタンドやカーショップによっては
レベル3の状態でも交換を勧めてきます。

これはタイヤを早い時期に交換させて
売り上げを伸ばしたいとか、
そういうこともあるかもしれませんが、

やはり、事故が起きてからでは遅いので
親切心もあって気づいてもらいたい
という
考えもあるのです。

もちろん、お金に余裕がある方は
交換してしまえば、リスクはなくなるので
それに越したことはありません。

しかし、経済的に苦しい方は
高速でも乗らない限りレベル4までくるまで
交換をしなくても問題はありません。

ちなみにレベル5まで来ると、
もちろん車検にも通らないレベルですので
必ず交換することになります。
 

まとめ

いかがでしたか?

このように目視である程度判断できれば
タイヤ交換を経過年数で考える必要がありません。

もし4年ごとに交換していたら
コスト面で高くなりますので、
きっとお役に立てる情報かと思います。

交換の目安を目視で見分けるのは
慣れればできますので、
ぜひ、やってみてください。