ビッグモーターが最近、とことん新店舗数を増やしまくっていることをご存知でしょうか。

ビッグモーターの新店舗数の増加スピードをまったく知らないという方もいらっしゃるかもしれないので、以下に2016年にどのくらいのペースで増えたのかについてご紹介しておきます。

2016年のビッグモーター新店舗増加数97店舗

1月・・・2店舗
2月・・・4店舗
3月・・・7店舗
4月・・・7店舗
5月・・・10店舗
6月・・・6店舗
7月・・・8店舗
8月・・・11店舗
9月・・・15店舗
10月・・・6店舗
11月・・・6店舗
12月・・・15店舗

ビッグモーター公式サイト調べ

なんとたった1年で100店舗近く増えているんです。

ビッグモーターの店舗増加数をチェックしていると、2015年9月130店舗⇒2017年2月284店舗まで増えているんです。なんとたった1年半で154店舗の増加・・・

この勢いは他の中古車買取専門店をはるかにしのぐのではないでしょうか。

いずれビッグモーターの店舗数の目標を500店舗にしたいそうなので、この中古車買取業界の中でトップのシェアを獲得して、日本一になろうとしていることがわかりますね。

ビッグモーターが新店舗を拡大し続けることができる秘密を徹底分析

では、なぜ、ビッグモーターはそれほど新店舗の数を伸ばすことができるようになったのでしょうか。

以下の点が挙げられます。

1.査定を申し込む方が非常に多い。

2.どこの中古車買取店よりも高く買い取っている。

3.直売方式を採用している。

1.査定を申し込む方が非常に多い。

では、どのくらいのビッグモーターの店舗利用者がいるのかといいますと、
ビッグモーターの公式サイトでは年間で120万件の査定依頼があると公表されています。

最近ではCMもバンバン流れていて知名度がすごい上昇してます。CMで目立つのはビッグモーター・アップル・ガリバーといったところでしょうか。

一括査定サイトのほぼすべてにビッグモーターは提携していますので、依頼する人も必ずと言っていいほどビッグモーターを選択するのではないでしょうか。

2.どこの中古車買取店よりも高く買い取っている。

一括査定サイトに申し込むと、他の中古車買取店よりも高く買い取ろうという意思は明確に感じられます。廃車になりそうな車だってきちんと消費者に利益がでるくらいの買取額を掲示して買っていきます。

それくらい車を買い取ることにビッグモーターは貪欲ということなんだと思います。

薄利多売で利益を上げるため、他の中古車買取店よりも高く買い取る確率が高い⇒リピーターがさらにビッグモーターを利用する⇒再び高く買い取る
⇒薄利で利益を上げる。

こういった手法で利益が積み上がり、それが新店舗数の増加につながっているんだと推測できますね。

3.直売方式を採用している。

中古車買取専門店では自社店舗で展示して直接販売する直販方式を採用しているところと、自社では販売しないで、中古車販売業者やディーラーなど専門のプロ業者が集まってセリを行うオートオークションへの出品をするオートオークション方式を取り入れているところがあります。

オートオークション方式は出品手数料など様々な手数料がかかります。こういった費用を削減することができるのが直販方式です。

中古車買取専門店では、お店側が利益を出さないとつぶれてしまいますから、利益を追求するのは当たり前なのですが、そうかといって消費者の車を安く買い取りしていては、下取りと何ら変わりなくなってしまいますので、買取の存在意義がなくなってしまいます。

そこで、中古車買取業者は常に下取りよりも高く買い取ることを考えています。そして、下取りよりも高く買ってオートオークションで薄利多売すれば利益を上げられますので、コツコツ利益を積み上げる形で業績を伸ばしています。

しかし、そういったオートオークション方式よりもコストを削減して自社で売ってしまえば、より利益が上げられますし、他の中古車買取専門店よりも高く買い取れば品ぞろえが豊富になり、さらに業績がアップするということで実践しているのがビッグモーターです。