一括査定などで複数の買取り店に査定してもらうと
中古車査定額に驚くほど差が出てびっくりした方も
多いと思います。
専用のチェックシートで公正に
車の値段を決めているはずなのに
なぜこんなにも差が出てしまうのか?
今回はそんな疑問について迫っていきたいと思います。
車買取り店によって価格が異なる5つのわけ
車買取り店によって価格が異なる理由は
以下のように5つのポイントでまとめられます。
車種ごとの人気
買取り店の販売能力
買取り店の販売方式の違い
買取り店の利幅
トレンド
車には旬(トレンド)があります。
タレントなどの紹介など
テレビや雑誌で話題になっている車種は
人気が高い傾向があります。
また、時代によっても人気車種は異なります。
団塊世代の人は詳しいと思いますが
かつて好景気な時代は
セダンや高級車が人気になったりして
車がステータスになったりしました。
そして現代の若い世代が経験している
不景気な時代にはガソリン代の高騰などの
影響もあり燃費が重要視され軽が人気になったりしました。
人気になれば査定価格は落ちることは少なく、
むしろ高くなる傾向があります。
このようにトレンドによって
査定額に差が出ますし、
そういったことを考慮してくれるお店と
そうでないお店では差が出ます。
人気車種
人気な車はすぐに売れます。
それだけ需要が大きいので
注文が多く来ますので
販売価格は高めになります。
お店ごとに人気の車種は異なります。
在庫がすぐに無くなるような車であれば
査定のときにも高く買い取ってもらえます。
逆に買い取ってもなかなか売れないような
売れ残り対象車は
安くしか買い取ってもらえません。
ただ、先述のとおり
お店ごとにお客の質の違いから
A店では不人気な車であっても
B店では人気ということもあります。
たとえ、低めの査定を受けたとしても
あきらめないで他のお店で
査定を受けることが肝心です。
買取り店の販売能力
車を出張査定してもらうときに
登場するのが車買取り店。
じつは車買取り店ごとに販売能力に
差があります。
人気があるお店であれば
たくさんのお客さんが車を買いに来るので
直接販売することができます。
コストがかからない分、
比較的、車が高めに売れたりします。
逆に、人気に陰りがみえてきたお店ならば
車が売れ残っているので
在庫管理コストがかかるため
安くしか買い取ってもらえません。
また、海外につながりを持っている
買取り店であれば、
海外では”日本車が壊れにくい”
と特に人気ですので
10万キロを超える車や
10年車でも人気があります。
修復歴がある車や事故車でも
需要がありますので
買い取ってもらえる可能性が高くなります。
買取り店の販売方式の違い
買取り店によって流通の流れが異なります。
オークションや販売専門店で売る場合は
中間マージンが発生しますで、
その分買取り価格は安くなります。
しかし先述のとおり、オークションなどで売らず
直接買取り店で販売できてしまう人気店では
直販方式なら中間マージンが発生しないので
その分高く買い取ってもらえます。
ただし、オークション会場は
数百箇所ありたくさんのオークション会場で
取引している買取り業者は
販売能力に長けています。
つまり、どの車種ならどの会場で
高く売れるのか販売ノウハウを知っています。
このようなお店ではマージンが発生しても
それを上回る利益をたたき出せたりしますので
一概にオークションだからといって
売却価格が低くなるとは言い切れません。
買取り店の利幅
それぞれのお店の地域によって
地価が異なり、維持費、経費も異なります。
経費が多ければ多いほどお店にとっては
利益が少なくなるのでお店の儲けをだすために
査定額は安くなります。
そして、お店ごとに
一定基準の利益を確保する目安が
異なります。
このように買取り店の利益率によって
査定額に影響がでてきます。
まとめ
「卵は一つの籠(カゴ)に盛ってはいけない」という格言を
ご存知でしょうか?
1つに集中させるのではなく、
複数に分散したほうがよいという投資の教訓なのですが
車を高く売るときにもこの格言は当てはまります。
1つの買取り店よりもたくさんの買取り店で
車査定のやり取りすると
車の買取り価格はお店ごとに
違うことに気づかされます。
自然と高く売れるので、
「車は1つの店でやり取りしてはいけない」
ということになります。