認証工場と指定工場はあらゆる点で異なります。
もちろん車検の方法も違いがあります。
そして料金も・・・
そこで、今回は認証工場と指定工場の違いについて
徹底的にご紹介していきたいと思います。
認証工場とは
認証工場はきちんと車両置き場があって
さらに普通車の場合、最低でも8平方メートル以上の
車のメンテナンスができるだけの場所を工場として保有していること、
さらに車の分解や整備、修理などができる
専門的な知識をきちんと持った
1級または2級の自動車整備士が最低1人以上そして
分解整備士も2人以上従業員として雇われていることを条件に、
自動車分解整備事業をすることを
地方運輸局長が認めた工場のことです。
認証工場で車検を受けるとどうなる?
認証工場は検査ラインがないので最終的に陸運局へ
車を持ち込んで検査を受けることになります。
ただ、ここに車検を任せると、
税金などの支払いなど事務的な手続きは
すべて認証工場でやってくれます。
※事務代行手数料として約8000~10000円前後がかかります。
そして認証工場から陸運局までの往復の時間や
検査の合格後の車検証の発行などの手続きに
時間がかかるのが特徴です。
ただ、そういった点も考慮されて車検の費用も
民間車検場よりも1万円ほど割安になっているところもありますが、
指定工場と同額のところもありさまざまです。
割安の認証工場をご存知の方にとっては
代車は無料で貸してくれますし
2、3日くらい時間がかかっても良いという場合は
車検をここで済ませるのもありだと思います。
指定工場とは
指定工場は認証工場の中でも
陸運局の代わりに車検ができることを
地方運輸局長に認められた工場のことです。
認可基準はかなりの厳しい基準を設けていますので
簡単に指定工場になることができません。
たとえば、主任技術者、検査員、管理責任者を新たに増やし
整備士も最低2名以上従業員として雇う決まりがあります。
さらに、作業場も認証工場の最低でも
8倍以上そして検査場も必要になります。
つまり、地方運輸局長から認められるということは
それだけ信用度もランクも上ということになります。
指定工場は民間で車検が受けられるので
民間車検場とも呼ばれています。
また指定工場は陸運局の車検場と同じように
検査員が常駐していたり、
検査ラインが常備されています。
そのため、わざわざ陸運局へ車を持ちこんで車検をしなくても
民間車検場で車検ができますので検査員の判断で
保安基準適合証を発行できます。
そして、保安基準適合証を陸運局に提出することで
車検証や検査標章などを発行することができます。
認証工場で車検を受けるとどうなる?
検査員によって保安基準適合証を発行できる理由もあり
認証工場よりも
ずっと早いスピードで車検が終わりますので
とても人気があります。
指定工場は割安な認証工場と比べると1万円ほど割高に
なる工場もありますが、それでも
すこしでも早く車検を終わらせたい方におすすめです。