車を乗らなくなってしまった場合には
永久抹消登録と一時抹消登録の
どちらかの手続きをする必要がでてきます。
果たして2つの登録の違いは何なのでしょうか?
今回はそんな永久抹消登録と一時抹消登録の違いについて
ご紹介していきたいと思います。
そもそも永久抹消と一時抹消の違いとは?
なんらかの理由で車が必要なくなった場合には
自動車税や軽自動車税が来なくするためにも
一時抹消登録または永久抹消登録をする必要があります。
一時抹消登録とは?
そもそも一時抹消登録は病気や海外転勤、長期遠方滞在など
長い期間、運転が出来なくなってしまった場合などに
当分使用しない自動車を登録します。
この場合は運転したくなった場合には
再び再登録をすることで公道を走れるようになります。
つまり、いつでも復活可能なのが一時抹消登録です。
永久抹消登録とは? 3つのポイントでご紹介!
永久抹消登録とは以下の3つのポイントのように
対象自動車を完全に走行に使用しなくなったことを
証明するための手続きです。
自動車を消失してしまったとき
自動車を走行以外の目的で永久使用するとき
自動車を解体(スクラップ)したとき
ほとんど乗る必要がない車を
スクラップ工場などへ解体手続きをした後の数日後に、
解体業者から電話で解体の報告がきます。
そしたら、解体証明書をもらいましょう!
自動車をきちんと業者が解体したことを証明する
解体証明書とナンバープレートがあると
永久抹消登録ができます。
自動車を消失してしまったとき
自動車の消失したときの状況にもよりますが、
消失の内容としては盗難でなくなってしまったり、
洪水、津波、土砂崩れなどで流されてしまったり、
竜巻などで飛ばされてしまった場合などです。
このような場合は罹災証明書も
必要になりますが永久抹消登録は可能です。
ただ、登録には条件があります。
たとえ、後ほど自動車が発見されて手元に戻ってきても
もう二度と永久に乗らないという条件です。
永久抹消登録は一度してしまうと取り消しはできません。
もし自動車を再び乗るかもしれないというときは
一時抹消登録にしましょう。
自動車を走行以外の目的で永久使用するとき
もし自動車を倉庫代わりに使用するという場合には
その自動車の写真と使用目的を記載した申立書を
提出することで永久抹消登録ができます。
その際には完全に車として永久に使用しないことが条件です。
永久抹消登録をするまえに・・・
最近では、国外の業者と取引できる車買取り業者が
事故車や水没車などを買い取ったりしています。
買い取った後は業者が見てまだまだ乗れそうなら修理したり
または乗れそうになくても使えそうな部品があれば
分解してそれを海外へ売ったりして利益を出しています。
ですが国内の場合、普通なら事故車は価値がゼロなので
リサイクル料などの処分の費用は自分持ちのはず・・・というような
ほんと使えそうにない車でも、
このような海外に取引先がある車買取り業者に
一括査定を依頼すると
意外な値段で買い取ってくれることもあります。
ですので永久抹消登録する前に一度、
一括査定の依頼をされることをおすすめします。
そして、もし一括査定であまり高値で買ってくれそうもない場合は、
スクラップして永久抹消登録する方法をとりましょう。
永久抹消登録をするとリサイクル料金は負担しますが
自賠責保険や自動車重量税の有効期限が残っている場合は
その分戻ってきますし、
ほかにも1~2万円くらいで買い取ってもらえることもありますので
合計で3万円くらいは戻ってくる場合があります。
自動車重量税の場合は永久抹消登録を行うときに
還付申請書を提出することで、月割り換算で返還されます。
また自賠責保険の還付は永久抹消登録の手続き後に
自賠責保険会社へ連絡すると月割り換算で還付されます。