軽自動車を乗っている人は毎年4月1日になると排気量ごとに
軽自動車税(市町村税)として税金が掛けられています。
この軽自動車税は2015年より引きあげられたことについて
ご存知な方も多いと思います。
いままでは一般家庭で使用する軽自動車の場合
年間7200円の軽自動車税で済んだのですが、
今回は10800円に引き上げられました。
税金があがった様々な経緯について知りたい方は
軽自動車税の改正金額一覧2015!値上げはいつ?理由は?
をご覧ください。
しかし2016年から13年経過の中古車が
さらに増税されることになったことは
ご存知でない方も多いはず。
経年車重課(けいねんしゃじゅうか)
という言葉を聴いたことがあるでしょうか?
2016年から始まる経年車重課とは?
経年車重課とは中古車の13年経過車は
長く乗れば乗るほど税金を多くかけますよ!という税制です。
2016年からは車が製造されてから13年経過している
軽自動車についてはいままで年間7200円の負担だったのが
経年車重課によってさらに12900円に
引き上げられることになりました。
年間5700円の負担増となり、
車検までの2年分を考えると
11400円の負担とかなり痛い出費となることは間違いありません。
最近の車はどんどん性能が良くなっているので
20年乗ってもなかなか壊れないはず、
なのにどうして増税するのでしょうか?
13年経過車以上の中古車をなぜ余計に増税?
この経年車重課はグリーン化税制をきっかけとして
車の初年検査年月日からの経過年数に応じて
追加で負担しなければいけないこととなりました。
特に軽自動車の場合は
初度検査年から13年経過した後の12月1日以降が対象となります。
グリーン化税制とは車の排気ガスが
地球温暖化に与える影響を考えて、
車の排気ガスとしてだされる
窒素酸化物やその他、環境に悪影響を与える物質を
少なくするために2001年に導入された課税策のことです。
最近では次々と環境対策のために燃費基準を向上させている
車が出てきて、そのような”エコカー”に乗り換えさせる
意図から生まれたそうです。
しかし、思い入れのある車を
いつまでも大切な愛車を20年くらい乗っていたいかたに
とってはショッキングな税制だと思います。
旧車いじめという言葉もでてくるくらい
批判は多くなっているくらいですので・・・。
そして、日本でいくらエコ対策をやっても
皆さんご存知の○○の国が環境対策をしなければ
なにも変わらないとは思います。