次世代カーとしてふさわしいトヨタプリウスシリーズ。

その中でも、いろいろと課題が多いのがトヨタプリウスphvです。
※phvの意味はプラグインハイブリッドの略称。

このトヨタプリウスphvを購入する前に
知っておかないと困る点があります

今回はそんなデメリット3つをご紹介したいと思います。

ただ、デメリットばかりではありません!
メリットもありますので
プリウスPHVを買ってよかったと思える2つのメリット!をご覧ください。

 

トヨタプリウスPHVの3つのデメリット

トヨタプリウスPHVの3つのデメリットは
以下のとおりです。

専用コンセント設置のために工事が必要

200Vの充電スタンドが少ない

外出の充電に最速で1時間30分かかる

それでは、この3つのデメリットについて
真相に迫っていきたいと思います。

自宅に専用コンセントを設置しないと
充電することができないので電気工事が必要です。

トヨタPHVはプラグイン充電を使用するとき屋外に常備されている
通常のコンセントはつかえません。

そして工事の費用も10万以上かかる上、
アパートやマンションの場合、
充電設備を設置できない場所もありますので
事前に確認が必要です。

なぜ屋外に設置されているコンセントでは
いけないのかについての理由は総務省によると3つあります。

  • 屋外コンセントの本来の使用用途と異なるため
  • 屋外コンセントと接続しているブレーカーが耐えられないため
  • アースが付いてないため
  • この3つの理由について解説していきます。
     

    屋外コンセントの本来の使用用途と異なるため

    主に、屋外に設置されている防雨式の
    抜止型コンセントは使用頻度が少ない庭園灯などに
    使用するために作られました。

    プラグインハイブリッド車はほぼ毎日といって
    いいほど使用することになるため
    大電流による火災が生じやすくなります

    通常の防雨型コンセントではなく
    各自動車メーカー推奨の
    プラグインハイブリッド専用コンセントを
    設置してもらう必要があります

     

    屋外コンセントと接続しているブレーカーが耐えられないため

    プラグインハイブリッド車の充電に使われる
    電気量はかなり大きいので、
    長時間使用すると大電流になりやすく、

    防雨式の抜止型コンセントとつながっている
    ブレーカーが耐え切れず停電になったり、
    ショートによる火災の危険性があります

    使用するまえにブレーカーが耐えられるか
    電気工事士に確認してもらう必要があります

     

    アースが付いてないため

    プリウスPHVの充電にはコンセント形状がアース(N極)を含めた
    3ピンコンセントでないと設置することができません。

    アースは電気を地面に逃がす働きがありますので
    アースがついてないと非常に危険です。

    また、たとえ3ピンコンセントであっても
    防雨式のコンセントの場合には
    電流が耐えられない可能性が高いので
    使用するのは絶対にやめましょう

    かならずプラグインハイブリッド専用の
    コンセントを設置するようにしてください

    また、時間短縮のためにも200Vの専用コンセントの
    設置をすることをおすすめします。

    外出先の200V専用コンセントが設置されている充電スタンドが少ない。

    プリウスPHVの場合、外出しているときに充電したいとき、
    200V専用コンセントが設置されている
    充電スタンドでないと充電はできません

    100Vでは2倍時間がかかりすぎますし、
    急速充電には対応してないからです。

    2015年3月時点の国内では普通充電と急速充電で8000箇所以上
    充電スタンドがありますが、
    急速充電が4600箇所であり、
    急速充電専門のスタンドしかない場合が多いです。

    つまり、200Vの充電スタンドは
    全国に4000箇所くらいと思ったほうがよいでしょう。

    また、充電スタンドすら設置されてない市町村もありますので
    国内全般にスタンド普及されることを期待したいですね。

    充電スタンドの検索はGOGOEVで調べることができます。

    急速充電に対応していないので外出の充電に時間がかかる

    先述のとおりプリウスPHVは急速充電ができません。
    トヨタは価格を抑えるためにつけなかったそうですが、
    ほんとは付けて欲しかったです。

    ですので、普通充電で対応することになります。
    100Vでの充電なら約3時間、200Vで1時間半かかります。

    急速充電があれば通常のPHV車の場合、およそ30分でバッテリーの8割を
    充電することができますので買い物などをしているときに
    充電が完了するという融通が利くので便利なのですが、

    プリウスPHVの場合は急速充電ができないので
    普通充電200Vでどんなに速くても90分かかりますので、
    待ち時間が長いのがつらいところです。