自動車ローンを完済したあとに
必ず確認しないといけないことがあります。
それは車検証に書かれている所有者と使用者が
違っていないかの確認です。
たとえば、自動車ローンで購入した場合には
メーカーやディーラー、中古車販売店などが
所有者になっています。
きちんと、ローン返済が完了していても
所有者はそのまま変更されていませんので
一度、所有者に連絡をして所有権解除の許可を得てから
必ず所有権解除と名義変更の手続きをしてください。
この手続きを済ませておかないと
名義変更や抹消登録などの手続きができませんので
必ず行うようにしてください。
※ローン会社や自動社会販売店が所有者の場合は窓口へ連絡すると
郵送で所有権解除と名義変更の手続きに必要な書類がとどきます。
それでは以下の必要書類を揃えて居住地を管轄する普通車の場合は陸運局、
軽自動車の場合は軽自動車検査協会で
所有権解除と名義変更を同時に行ってください。
所有権解除の手続きを所有者に代行してもらう場合
メーカーやディーラーなどの自動車販売会社に
所有権解除の代行を依頼するときは
以下の書類を自動車会社の所有権解除の代行を担当する部署に
郵送することになります。
※詳細は各自動車会社に連絡してご確認ください。
※郵送する書類は大変重要な内容が記載されていますので
簡易書留で行うようにしてください。
(※委任状または依頼書は使用者本人の署名と実印が必要です。)
(※オートローン会社に連絡すると発行してもらえます。)
(※印紙代は各自動車会社によっては無料になる場合もあります。)
※車検証と自動車税納税証明書は
各所有者によって原本またはコピーのどちらかの
提出を求められますので詳細の内容は各所有者にご確認ください。
また、以下のような場合は追加で書類が必要になります。
車検証の記載事項とズレが生じる場合
引越しなどの住所が変わった場合
※なんらかの理由で住民票でも住所が分からない場合は
住民票除票や自認書・申し立て書などの提出を求められる場合があります。
詳しくは各自動車会社にお問い合わせください。
結婚などで姓名が変わった場合
相続により名義変更をする場合
車検証の取り扱いに注意!
所有者解除手続きを代行でしてもらう場合
新発行の車検証が届くまでおよそ1週間くらい期間がかかります。
※自動車会社が車検証のコピーではなく原本の提出を求めた場合、
新発行の車検証が届くまでは公道を走ることができません。
もし違反すると法律により車検証不携帯として
50万円以下の罰金が科せられますので
詳細を自動車販売会社にご確認のうえ
車検証が届くまでは車を乗らないなどの
対処をとるようにしてください。
使用者がご自身で所有権解除を行う場合
自動車ローンを完済後ローン会社やご購入した自動車販売店に
きちんとローンの支払いが済んでいるかの確認をとった後で
以下の書類を郵送や直接お店に行くなどして
受け取ってください。
上記の書類のほかに先述の自動車会社に代行依頼するときに
必要となる書類と実印を持参して
居住地を管轄する普通車の場合は陸運局、
軽自動車の場合は軽自動車検査協会で
上記の書類を提出して所有権解除と名義変更を同時に手続きを行います。