中古車査定の減点される要素は
非常にたくさんありますので
以下のページごとに分割して記載していますので
もっと深く知りたい方は以下のページをどうぞ。
外装や内装などのマイナス要素については
マイナス査定の項目(外装・内装・ミラー・外板)をご参照ください。
エアコンやエンジンなどのマイナス要素については
査定の減点要素(エンジン・足回り・電装・エアコン)で掲載しています。
また、プラス要素については
パーツ別プラス査定の項目
で紹介しています。
そして、今回はガラス・タイヤ・アルミホイール
さらにエンジンの状態やブレーキ、保障書など
についてメインに取り上げます。
点数1につき約1000円で計算可。
ガラス(フロント・サイド・リアなど)
フロントガラスの状態によるマイナス要素 | 減点数 |
---|---|
ワイパーで出来た軽いキズ | 20 |
フロントガラスの交換レベルによるマイナス要素 | 減点数 |
飛び石による小さなキズ | 75 |
カラー(UVカット含む) | |
カード面積以上のキズ・亀裂 | 65 |
フロント以外の すべてのガラスの状態によるマイナス要素 | 減点数 |
カーフィルム(スモーク)が 貼ってある場合 | 10 |
文字が書かれている場合 | |
カード面積に満たないレベルの線キズ | |
リアガラス(熱線入り)の交換レベルによるマイナス要素 | 減点数 |
カラーがはいっている | 60 |
亀裂やカード面積以上の線キズがある | 45 |
リアガラス(熱線なし)の交換レベルによるマイナス要素 | 減点数 |
亀裂やカード面積以上の線キズがある | 35 |
その他のガラスの交換レベルによるマイナス要素 | 減点数 |
サンルーフガラス | 55 |
サイドガラス | 20 |
三角ガラス | 10 |
トラックのリアガラス | 15 |
あまりフィルムが不透明だと
視界が悪くなり、安全性が損なわれるということで
スモーク貼りには
以下のように制限が課せられています。
フィルム(スモーク)貼りガラスの場合、
(道路運送車両の保安基準第29条)に違反しない、
可視光線透過率が7割超えている
レベルであれば減点されません。
この透過率の目安は外からはっきりと内装が見えて
夜間でも外をはっきりと見える透明度の
フィルムが貼ってあればはがす必要はありません。
また、ガラスは小さい傷で目立たなければ
減点対象とならない場合があります。
タイヤ・ホイール
マイナス要素\インチ | 19以上 | 18 | 17 | 16 | 15 | 14 | 13以下 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
通常タイヤの溝が 1.6mm未満 | 35 | 30 | 25 | 17 | 13 | 10 | 9 |
オフロードタイヤの溝が 1.6mm未満 | 30 | 30 | 25 | 21 | 20 | 20 | 20 |
商業用タイヤの溝が 1.6mm未満 | 13 | 13 | 13 | 13 | 12 | 9 | 6 |
アルミホイールの軽度なキズや色あせレベルの状態 | 12 | 10 | 8 | 7 | 6 | 5 | 5 |
アルミホイールの変形や亀裂、腐食など損傷が著しい交換が必要なレベル | 47 | 38 | 32 | 29 | 23 | 21 | 20 |
タイヤの溝が1.6ミリを超える場合は
減点の対象とはなりません。
アルミホイールの品質が悪化している場合は
思わぬ減点となります。
また、応急処置タイヤとタイヤの応急処置修理キットが無い場合は
それぞれ15点ずつの減点対象です。
ホイールカバーも損傷がある場合や
見た目が悪い場合は2~10点の減点対象となります。
エンジンの状態
エンジンの状態による マイナス要素 | 減点数 |
---|---|
排気ガスが真っ黒 | 20 |
アイドリングが安定しない | |
タイミングベルトの音が時々する | 60 |
ヘッドガスケットのオイルもれ | |
エンジンの故障・焼きつき | 実費 |
エンジンを掛けたあとでしばらく車内にいると
一定のリズムで変な音が聴こえる場合があります。
このような場合にはタイミングベルトが痛んでいるので
修理対象となり、減点の対象となります。
ブレーキ
ブレーキパッドの交換の目安は
普通車で3万キロ、軽で4万キロです。
厚さが5ミリ以下になる交換レベルとされていて
2ミリを切るとすぐにでも替える必要があります。
交換による減点はフロント・リアの各セットで15点ずつです。
また、ディスクローターはブレーキパッドの効果を発揮するために
必要な部品ですが消耗している場合、交換の対象となります。
一個あたり15点の減点対象となります。
保証書・整備手帳・取り扱い説明所の三点セット
クラス/経過年数 | 保証書と整備手帳 当~5年 | 保証書と整備手帳 6年以上 | 取り扱い説明書 |
---|---|---|---|
特~Ⅱ | 40 | 30 | 5 |
Ⅲ~軽 | 20 | 10 |
特~軽のクラスについての解説は
国産車種別クラス分けとは?
をご参照ください。
この三点セットのうちどれか1つでも
紛失してしまったり
読めないなど品質が悪いなどは減点になりますので
大切に保管しておきましょう。