軽の中古車が一時抹消登録の廃車の状態であり、
再登録して公道を走るとき

必ず行わないといけないのが3大車検のひとつである新規検査(中古車)です。

ちなみに中古車の新規検査なので
中古新規検査または中古新規と呼ばれています。

中古新規検査は保管場所届出⇒自賠責⇒
ユーザー点検⇒仮ナンバー取得⇒テスター屋点検の手順の後、
軽自動車なら軽自動車検査協会
に車を持ち込んで車検を行う
ことになります。

※もし軽自動車の点検に自信がない場合は
お近くの民間車検場にお任せするとほとんどの手続きを
やってもらえますのでお問い合わせしてみてください。

中古新規検査が済んだら次に名義変更を済ませて
ナンバープレートを装着し
ようやく公道を走ることができます

その前にユーザー自身が中古新規検査を受けるためには
以下の費用と書類を用意していかなければなりません。

あまりにたくさんの手続きがあり、
一見難しそうな書類もありますが
すべて詳しく内容を解説してありますので
どうぞお役立てください。

軽自動車の中古新規検査の費用

検査を通すための手順などを考慮した費用は
以下のとおりですので用意しておきましょう。

内容費用
自動車重量税軽自動車(自家用車・営業車)の税金の種類と費用を参照
自動車取得税自動車取得税の計算方法を参照
自動車税軽自動車(自家用車・営業車)の税金の種類と費用を参照
申請書およそ100円
登録手数料700円
ナンバープレート代(任意の場合)概ね1500円~2000円
※場所ごとに金額が異なります。
ナンバープレート代(希望の場合)概ね4000円~4500
※場所ごとに金額が異なります。
検査手数料(ユーザー車検の場合)1日につき最大で1400円
限定自動車検査証ありの場合200~300円安くなります。
検査手数料(民間車検の場合)民間車検場によって異なります。
仮ナンバーを借りる場合5日で700円
自賠責保険平成27年度現在の保険料です。
24ヶ月⇒26,370円
25ヶ月⇒27,240円
36ヶ月⇒36,920円
37ヶ月⇒37,780円
保管場所届出
(届け出適用地域内のみ)
500円程度
※場所によって異なります
東京都の場合2600円
テスター屋(予備検査)費用5000円前後
※場所によって異なります
各用紙代20円~50円
※場所によって異なります

 

軽自動車検査協会に置いてあるの中古新規検査の書類の書き方と解説

自動車重量税納付書

検査協会の窓口で
自動車重量税と同額の印紙を購入して
納付書に貼り付けて必要事項を記載して
申請しましょう。

軽自動車税申告書と自動車取得税申告書

軽自動車税は市町村が管理していて、
自動車取得税は都道府県で管理しています。

ですので、この二つの申告書に
ボールペンで必要事項を記入して
提出すると、新規に車を取得したことが
各地方自治体に分かるようになっています。

軽自動車検査票

軽自動車検査票は甲と乙の2種類がありますので

甲には検査実施した日・車両番号・
車台番号・型式・名前・電話番号を、

乙には検査の年月・車名・型式・車台番号・型式・
利用目的・車体の形・排気量・乗車定員の数・
寸法など細かく記載します。

申請審査書(手数料納入補助シート)

申請審査書は日付・名前・車両番号または
車台番号を記載して提出します。

新規検査申請書(軽第1号様式)

新規検査申請書は(車両・車台)番号や
(使用者・所有者)の氏名・住所などを記載して提出します。

軽自動車の中古新規検査のためにユーザーがご自分で用意する書類

新所有者の印鑑

新所有者が新使用者がことなる場合は
新所有者が印鑑を持参する必要があります。

ただし認印で十分ですので実印は必要ありません
※シャチハタは不可。

もし新所有者が来れない場合は
申請依頼書を新所有者に記入・認印の押印してもらう必要があります。

※申請依頼書とは委任状と似た効力を持つものであり、
第三者に依頼するときに使います。

新使用者の印鑑

新規ユーザーご自身の印鑑です。

認印でもちろん構いません、署名でも大丈夫です。

こちらも認印で大丈夫です。

※シャチハタは不可。

自動車検査証返納証明書

一時抹消登録を行うと渡される書類です。

普通車の一時抹消登録証明書と同じ効力を持ちます。
これがあるだけで所有者と使用者が明確になるので
転売のトラブルを防ぐことができます。

住民票または印鑑(登録)証明書

住民票や印鑑証明書は発行後3ヶ月以内が原則です。
どちらか片方を市町村役場または
図書館へ行って発行してください。

自動車損害賠償責任保険証明書

自動車損害賠償責任保険証明書の有効期間と
交付される車検証の有効期間が同じである必要があります

間違いが無いかきちんとチェックしておきましょう。

譲渡証明書

車は売り買いしたときやプレゼントされた場合などに
所有者が変わります。

このような場合に譲渡された
ということを示すための証が譲渡証明書です。

点検整備記録簿

点検整備記録簿は
車の状態を知るバロメーターです。

この記録簿はメンテナンスノートの中に
保証書とともに車内のダッシュボードにはいっています

過去になにかトラブルがおきたのかなど
この記録簿を見るだけで知ることができます。

また、メーターの距離数も記載するようになっているので
この記録簿がないと改ざんの疑いも生じるくらい重要です。

ただ、メンテナンスノートが付いてない場合もありますので
そのような場合でも手続きに支障がないかを
事前にお近くの検査協会に問い合わせることをおすすめます。

保安基準適合証

保安基準適合証はナンバープレートが
無い車を民間車検場に依頼し検査を行うことで
交付される証明書
です。

つまりユーザー車検の場合は民間車検場に頼まないので
保安基準適合証はもらえません

詳しくは以下をご参照ください。

民間車検場に検査依頼したあとはどうなる?

主に、民間車検場に検査依頼するとスタッフが
必要な手続きをしてくれますので
ユーザーはただ任せるだけです。

費用さえ支払えば
できあがった車をユーザーは受け取るだけですが
その間にスタッフは以下のような手順を行います。

民間車検場のスタッフは不良箇所を
きちんと整備したあとで、
保安基準適合証を交付します。

※ちなみに保安基準適合証と似ているものに
保安基準適合標章がありますが
ナンバーが無い場合は交付されません。

保安基準適合証は有効期限が記載が赤字で記載されていて
自動車のフロントガラスに掲示することが
義務付けられています。

車検証の代わりになるので
有効期限の15日間までは車検証がなくても
公道を走ることができます。

この期間内に保安基準適合証を
陸運局や検査協会に提出すれば、

中古新規車検は免除されたまま
書類上の手続きだけで車検証がもらえます

つまり、車検場で不合格になることが
ないのでスムーズに車検が終わります。

ですので検査に自信がないとき
一刻も早く公道を走らせたい場合には
民間車検場に頼むのが手っ取り早いです。

費用はそれぞれ民間車検場によって異なりますので
事前にお問い合わせしてみてください。

⇒保安基準適合証の画像(提供元:wikipedia)