車の一括査定の裏側で起きている危険なトラブルの真実が知りたい方向け。
スマホが普及するようになってネット利用者が増加したこともあり、
車の一括査定サイトの需要も高まっています。
そのため、ラジオやテレビ、雑誌でも一括査定サイトの会社がたびたび登場しています。
車一括査定のトラブルといいますと、なんといっても申し込んだ時点で
「電話が鳴りやまないし、しつこいから、うざい・・・」というお悩みが大多数ではないでしょうか?
ですが、電話なしの車一括査定に近いサービスはたくさん登場していますし、
電話対策の方法も記載しておりますので、
その点に関しましては車査定サイトを電話なしで選ぶランキングを最後までお読みいただけると解決法を知ることができます。
ですが、もっと注意すべき危険なトラブルがあるんです。
そのトラブルに対処する方法を知っておかないと
車一括査定を申し込んで契約した後に後悔することになりかねません。
車の一括査定サイトは一番安全で最高値で売りやすいサービスです。だからこそトラブルの対処法は身に着けたほうがお得です。
このように言うと、「なんだ・・・。一括査定ってダメじゃん」
と思われるかもしれません。
ですが、よく考えてみてください。
車の一括査定だけがトラブルに巻き込まれる可能性があるというわけではありません。
下取りに出しても手続きが楽な一方で巧なセールストークで、
かなり安値で売らされたりとか、手数料がいつの間にか大幅に引かれていたりとか、
知らないうちに損してしまうことはあります。
しかも、下取りに出すディーラーの営業マンが普段から懇意にしている人だったとしたら、
安値でしか買ってもらえてないことに気づいた時のショックはかなり大きいです。
また、ヤフーオークションなどで個人売買しようとすると、
名義変更をきちんとしてもらえなかったために
自動車税の請求がきたり、事故が起きたら自分のところに警察が来たりといった
トラブルをよく耳にします。
なので、どこの誰だかわからない
購入相手と喧嘩トラブルだってないとはいいきれません。
つまり、どんなサービスでもデメリットがないということはありません。
これらのサービスのなかで、一番安全度が高くて
初心者でも高く売れやすいのが一括査定サービスです。
すでにご存じかもしれませんが、車の一括査定サイトは愛車を最大で10社近くの
中古車買い取り業者にまとめて査定してもらうことで、
一番高い掲示額のお店に買取してもらうという画期的なサービスです。
一括査定サイトがここまで普及してきたのは、なんといっても
初心者でも利用したほうが下取りよりもずっと高いこと、
そして買い取り店ごとに掲示する価格が違うので、
最高値で売る場所がわかりやすいことが挙げられます。
※もちろん全部が下取りよりも高く売れるというわけではなく
走行距離や年式、車種、時期、選ぶ買い取り店によっても違ってきますが
平均して高く売れやすいです。
(2019年7月時点の楽天オート調べ)では以下のように平均で12万円ほど買取のほうが得するというデータがでています。
ですが、その時の巡り合わせなのかもしれませんが、
運が良いときには、気持ちがいいくらい高値で売れることがある一方で、
運が悪いときには本当にまれなのですが、トラブルに巻き込まれ、本来の高く売るという目的が
達成できないまま不愉快な思いをして後味が悪くなってしまうケースが確認されています。
ですが、トラブルを予防しようと思えばできますし、対処法さえ知っていれば
泣き寝入りすることなく解決することができます。
一番重要なのは、悪い点があった場合、どのようにしたら防げるのか
対策法を知っておくことでしょう。
”一括査定を知り己を知れば百戦殆うからず”
この精神で一括査定を攻略してきましょう。
2020年は、これまで以上に画期的な一括査定サービスが登場してくるはずです。
2020年こそは一括査定のトラブルに合わないようにしたいという方のために
よくあるトラブルと解決法を伝授していきます。
車一括査定サイトのあるあるトラブル!?
一括査定を申し込まないで下取りに出すだけでボーナス1・2回分も損することがありますので、
知っている人は一括査定を利用しないと非常にもったいないと考えます。
ですが、一括査定を利用したけど、「とあるお店のセールスマンが
かたくなまでにキャンセルを受け入れてくれない」といった相談なども
年にほんの1~2回程度ですが、受けておりました。
読者の皆様はとても賢くて、契約書にサインしても車を渡してない方が全員でしたので、
相談していただいた方に対しては解決法を伝授してすべて解決しています。
正直申し上げまして、一括査定でなぜ思うように売れなかったのか、
どんなトラブルが起きやすいのかについてもパターン化していることに気が付きました。
それらを早速暴露していきます。
車一括査定トラブルその1:契約書にサインしたら、愛車を引き渡してもいないのにキャンセルしようとしたら断られた。さらに違約金10万円も請求された!
営業マンの「本日中に契約すれば、〇〇万円で買い取りしますよ。」という言葉にのせられて
契約書にサインをしてしまったけど、後で家族に相談したら契約を中止したくなった。
または、ほかにもっと高値で買い取ってくれるお店が見つかったので売りたくなくなった。
など、契約してしまったけどやっぱり契約をキャンセルしたくなることがありますよね。
そんなときに担当の営業マンに名刺を探し出して連絡して断ろうとしても、
「すでに買い手がついて、手付金も受け取っているので
原則、契約解除することはできません。
もし強引にでも契約解除したいときには損害賠償として
10万円の違約金が発生します。」
といって頑なに契約解除を拒む営業マンがまれにいます。
当サイトに相談に来る読者さんのほぼ全員がこのトラブルによるものです。
すべて解決できています。
このような場合、どうしたらいいのでしょうか?
解決法その1:契約先に愛車を引き渡していないのなら、原則として無料キャンセルできる。
そのような営業マンに出会ってしまったときでも、
愛車を渡してないのであれば、契約先がJPUC(ジェイパック)監修会員かどうかを調べましょう。
もし契約先がJPUC監修会員なら車を引き渡した日の翌日まではキャンセル料が無料です。
JPUC監修会員はこちらから知ることができます。
キャンセルを受け入れてもらえないのなら本社に連絡する旨をお店側に伝えましょう。
たいていの場合、本社はJPUC監修を受けている立場なので消費者を守る必要があります。
なので、お店側に「愛車を渡してないのなら、お店に損害を与えてないはずなので
キャンセル料は無料のはず。それでもキャンセルができないのなら
本社に連絡しますし、JPUCにも連絡します。」と主張しましょう。
そうすると、これまでの相談を受けたトラブルすべてでキャンセルできています。
そもそも、営業マンはどうしても欲しい車はあの手この手で
手に入れようとしてきますので
そもそもすでに買い手がついたということが真実かどうかも不明です。
営業マンが自分勝手の判断でキャンセルさせたくないから
嘘をついているということもあります。
なので、営業マンは相手にせずにお店や本社に連絡することで解決ができます。
たいていはこの方法で解決しますが、
それでも解決できない場合はJPUCと消費生活センターに連絡しましょう。
ただ、問題はJPUC監修会員でなかったらどうするべきかです。
解決法その2:違約金10万円は高すぎなので払ってはいけない!契約先がJPUC監修会員でないのなら、まずは消費者生活センターに相談を!
もし、契約先がJPUC監修会員でないときには、
このケースについて詳しい消費者生活センターにアドバイスをもらいましょう。
そうすると、まず、契約書の項目のキャンセルについて読み返すように言われたり、
実際にお店に対してどのような損害がでているのかについて
違約金の内訳を請求するようにアドバイスをうけるかと思われます。
なぜ、違約金の内訳を請求するべきなのかについて説明していきます。
まず、契約書にサインした段階で、契約書の内容を理解しているとみなされ、
基本的に消費者は契約書の内容に縛られることになります。
ということは、契約を解除するときには、お店側が被った被害額を支払わなければいけない
責任が生じてしまいます。
しかも、特別な理由がない限り、本当は契約解除することはできないことになっています。
ですが、愛車を引き渡してないのに、違約金10万円とかあまりに高すぎる違約金となると話は別です。
というのも消費者契約法第9条1号において、もし消費者契約を解除するときに
お店側に損害が生じたとしても、平均的な損害額を超えた部分は
無効とすべきとされているからです。
なので、もし愛車をお店側に引き渡してないのなら
お店側としてもキャンセルの可能性を考えておくのが自然ですし、、
愛車を渡してない段階で損害を受けたとお店側が主張するのなら
きちんと違約金の内訳を具体的に消費者に対して掲示する必要があります。
そうすると、たいていは少額の違約金で済むことがほとんどです。
内訳をお店側から受け取ったら消費生活センターからアドバイスをもらいましょう。
車一括査定トラブルその2:契約書にサインした後で愛車を引き渡してから翌日にキャンセルしようとしたら断られた。さらに違約金10万円も請求された!
当サイトには、このようなケースの相談がないので本当にめったにないことなのですが、
契約して、愛車を車買い取り業者に引き渡したけど、やっぱりキャンセルしたいと翌日に連絡したら、
「すでに系列のお店に輸送してしまったから、キャンセルできない。
もし、どうしてもキャンセルを望むのなら違約金として10万円請求させていただきます。」
といわれたというケースがあるといわれています。
解決法その1:契約先に愛車を引き渡して翌日なら、原則として無料キャンセルできる。
こちらのトラブルも、契約先がJPUC監修会員かどうかを調べましょう。
基本的にトラブル1の解決法とほぼ同じやり方です。
そもそも愛車を引き渡した翌日はキャンセル依頼が来てもおかしくないのに、
ほかのお店に持って行ってしまうのは明らかに怪しいです。
もし、担当の営業マンがそのように言う場合には、
キャンセルさせたくないから、そのように言っている可能性があり、
お店側に確認してみると、実は、まだ輸送していない可能性があります。
いずれにしても、もし契約先がJPUC監修会員なら
車を引き渡した日の翌日まではキャンセル料が無料です。
キャンセルを受け入れてもらえないのなら本社に連絡する旨をお店側に伝えて、
それでもダメな時にはJPUCや消費者生活センターに連絡しましょう。
解決法その2:違約金10万円はどうなる?契約先がJPUC監修会員でないのなら、まずは消費者生活センターに相談を!
もし、契約先がJPUC監修会員でないのなら、とにかく消費者生活センターに事情を話してアドバイスをもらいましょう。
ただ、消費者生活センターに相談したうえで、
引き渡したお店に愛車が本当にないのか確認しに行くとよいです。
もし、愛車がまだあるのなら、お店に損害を与えているとは言えないですし、
仮に愛車を本当に輸送してしまったのなら、どこまで輸送してしまったのか場所を訪ねましょう。
お店側の料金体系にもよりますが、
だいたい輸送して近隣への輸送なら1~3万円程度が相場ですので、
10万円は明らかにとりすぎです。
遠方への輸送なら3~10万円くらいが相場ですので
どこまで輸送したのかがポイントになります。
ここまでの内容を踏まえたうえで違約金の内訳を請求して受け取った内訳をもとに
消費者生活センターにアドバイスをもらうようにしましょう。
車一括査定トラブルその3:契約書にサインした後で愛車を引き渡してから急に減額要求された。理由を聞くと重大な欠陥がみつかったといわれた!
一括査定で一番の最高値を掲示してきたお店の契約書にサインをしたけど、営業マンに愛車を引き渡した後、突然の減額要求!理由を尋ねると、重大な欠陥部分がみつかり、なぜ修復歴があるのに黙っていたのかをとがめられ、減額要求をされた。
そんなの知らない。といっても「重大な欠陥があるのは事実だから、減額させて欲しい。」の一点張りだった。
このように、一度、査定をしたのにもかかわらず、契約後にもう一度査定することを再査定とか二重査定と呼ばれています。
果たして、このような時にはどのように対処したらよいのでしょうか?
解決法:契約後に消費者に責任があるといわれても実際には相手がプロなので責任はないので、まずは消費者生活センターに相談を。
まずは、消費者生活センターに相談する必要があります。自分自身でなんとかしようとしても経験では劣りますので、専門家の力を借りるのがベストです。
そして、依頼したお店がJPUC監修会員であるかどうかをチェックする必要があります。
JPUC監修会員の場合、査定の段階でプロが行う標準的な車両検査でも判明しなかった瑕疵(かし)が見つかった場合には、買い取り店側と消費者側で協議をしなければいけません。
瑕疵とは欠陥のことをいいます。
もし、事前に愛車に瑕疵があることに気づいていたのに、営業マンに報告しないで契約までしてしまった場合には、買い取り店側の協議に応じる必要があります。
そして、お互いの協議について話がまとまらなかった場合、売買契約を解除という流れになります。
ちなみに、この場合、責任はプロ側にありますので、消費者に責任は問われることはありません。
なので、減額要求に応じない場合には、契約解除という流れで落ち着くかと思われます。
ですが、逆に営業マンにきちんと瑕疵を報告していたとしたら協議に応じる必要がないということになります。
その際にも消費生活センターのアドバイスを受けるようにしましょう。
また、JPUC監修会員でない場合にも、消費者生活センターに判断をゆだねましょう。
本来は車買い取り店の営業マンは査定のプロですので、普通に注意していれば、1度の査定で修復歴や欠陥部分を発見できるはずです。なので、再査定をして減額要求をしてくるのはプロとしてあるまじき行為ということになります。
つまり、原則として消費者に対して過失の責任を問うことはできませんし、減額要求には応じる必要がありません。
また、どんなに契約書の事項に「契約車両に重大な欠陥が生じた場合には契約の解除を可能とする」との記載があったとしても消費者契約法第10条では「消費者の利益を一方的に害する条項の無効」に該当しますので、買い取り店側の主張を受け入れる必要はありません。
これらの内容について消費者生活センターは非常に詳しいので判断をゆだねましょう。
車一括査定トラブル対策その1:契約は慎重に!セールスマンに急かされてもペースに乗らずに家族と相談してから決断を!
まず、契約してしまうと、原則として契約の内容を理解しているとみなされます。
たしかに営業マンに急かされて、冷静な判断を欠いてしまったために契約書にサインをしてしまうことがありますので、
その場合は、営業マンの行為に悪質性があるのですが、
契約してしまうと、「納得したからサインしたんでしょ。」と言われかねません。
なので、営業マンに以下のことを確認しておき、念のためボイスレコーダーに録音しておくなどの
対策をしておくとよいです。
・契約をした後にキャンセルすることはできるのか?
・どういう理由ならキャンセルができるのか?
・キャンセルできるのなら愛車引き渡し後、何日までならOKなのか?
・どういう場合にキャンセル料がかかるのか?
・キャンセル料はいくらなのか?
・愛車を引き渡した後で再査定をすることや減額はないのか?
もし、良い回答が得られなかった場合には契約は絶対にしないようにしましょう!
そのうえで、家族と相談したり、ほかのお店の価格はどうなのかを検討したりしましょう。
たとえ、「本日中に契約したら〇〇万円で買い取りますよ!」とか
セールストークを営業マンに言われたとしても数日待ってもらうように
言って、それでも良い返事がもらえないのなら、
そこに売っても気分が良くないので帰ってもらいましょう!
他に良いお店はたくさんあります。愛車の価値も1週間で変わるということは
よほどのことがない限りありません。
(※フルモデルチェンジとか、何かあった場合は別ですが。。。)
詳しくは車売却後のキャンセル料請求された時の対処法で確認しておくことをおすすめします。
車一括査定トラブル対策その2:査定の段階で愛車の不具合や修復歴などがあった場合には必ず営業マンに報告を!
再査定のトラブルを原則避けてこちらに有利に話をすすめるためにも、
査定を依頼する前に、修復歴や走行上の不具合、メーターの交換歴など、
もし知っていた場合には事前報告をしておいたほうがいいです。
※本当に身に覚えがない、知らないときには事前報告しようがないのでOKです。
基本的に、消費者側は弱い立場なので瑕疵担保責任は生じないことは知っておきましょう。
詳しくは車の二重査定(再査定)で瑕疵担保責任請求されたときの対処法で確認しておくと無難です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
契約後にトラブルが起きるケースは通常はなかなかないことですが、
もし、そういうトラブルが生じたときには
対策法を知っておくと、冷静に対処できます。
一括査定サイトは繰り返しになりますが、
車を高く売るためにはベストともいえる手段です。
ぜひ、トラブルを避ける方法を身に着けて
よりよいカーライフを送っていただけたら幸いです。